■タップとは
ドリルで下穴をあけた後に雌ネジ(めねじ)を切る工具です。
下穴はネジを切る大きさによりそれぞれ異なりますので【下穴表】を参考にドリルを選定してください。
対象の材料(の硬さ)若干調整は 必要ですが、通常下穴どおりのドリルを使用すれば問題ありません。
下穴表は
こちら
■タップの材質
3種類あり、素材により使い分けます。
【合金工具鋼 SKS2(タングステン)材】真鍮、アルミ、軟鉄
【高速度工具鋼 SKH51(ハイス)材】鉄、鋼、ステンレス
【超硬材また特殊な材質のタップ】
■タップの種類
【先(さき)タップ/1番タップ】タップには先端がテーパーになっていて食いつきがある
【中(なか)タップ/2番タップ】汎用的なタップ
【上(あげ)タップ/3番タップ】止まり穴や仕上げ用として使用する
この3本を順番に使用すると精度の高いネジを切ることができますが、最近ではタップの性能が向上したことや工作機械の改良等から、3本を組として使うケースは減っており、経済的にも【中タップ】のみを使用するのが一般的です。
※その他詳細は各メーカーのHPをご参照ください。